Kokone-works

好き放題に、「お酒を飲んだ勢いで」。 サークル活動、はじめました。「ここだけネバーランド」というサークルの主催です。 

大阪・兵庫圏の4DX事情

(2/23/12:21 追記)

まえがき

 本稿は管理人が4DX劇場を見て回った雑感をまとめたものです。ただし、まだすべての劇場を行脚できているわけではないので、適宜追記いたします。

 

本文

 2013年6月あたりに、4DXと呼ばれる上映方式が日本・名古屋に上陸いたしました。こけら落としは『アイアンマン3』でした。そして、その年の8月。『パシフィック・リム』の上映が開始。名古屋の奥地にある施設(名古屋駅から地下鉄とバスの乗り継ぎで1時間弱かかる場所にある)にもかかわらず、各地からファンが集結。満席完売が連日続出し、この方式は一躍ブレイクを果たすこととなります。のちに館数が全国的に増加し、アニメ番組も催され、そちらでは平和島で上映された『劇場版 進撃の巨人 前後編』で認知されるはこびになります(幕間に『ドラゴンボール』二作があったけどあっちはあんまし入ってた印象がない)。

 

 効果としては、

・Motion(モーション。イスが上下左右に動く)

・Water(水。座席手前の噴射口からスプレーのように水が飛び出る)

Air(エアー。座席の頭の部分からプシューっと出るアレ)

・Scents(におい。ただし実感としてはたいていアロマ系)

・Bubbles(泡。劇場の――基本前方の――天井からシャボン玉がおちてくる)

・ Fog(煙。劇場前方下側の機械からけむりが飛び出る)

・Rain(雨。基本映画の雨のシーンで天井から降ってくる。びしょ濡れになるラインではないので大丈夫とは思うけど端末の持ち込みは控えたほうがいい)

・Snow(雪。現状管理人は未体験。)

・Wind(風。その通り天井の装置から劇場内に風が流れる)

・Lightning(発光。パニックシーンなどでフラッシュがパチパチと光る)

 

 ついで別のライド方式としてMX4DがTOHOシネマズに設置されましたが、本稿ではMX4Dは無視して4DXに集中して語ろうと思います。本稿を立ち上げる最大の目的たる『ガールズ&バンツァー 劇場版』の上映方式が4DXのみであるからです。さて、初週末は軒並み完売だそうで畏れ入りました。(追記:興行通信社の2/23付週末興収ランキングで、前週24位→8位にランクアップ)

 

 さて、全国には(2016/2/19現在)33の4DX劇場の点在が確認されております。

 

 うち、大阪・兵庫圏では以下の劇場に4DXが設置されているとのことです。

アースシネマズ姫路 4DX(収容:97席/スクリーンサイズ:未公表/音響:デジタル7.1ch)  

イオンシネマ四条畷 シアター1(収容:108席/スクリーンサイズ:未公表/音響:未公表)

109シネマズ大阪エキスポシティ シアター4(収容:52席/スクリーンサイズ:未公表/音響:未公表) 

シネプレックス枚方 No.6スクリーン(収容:112人/スクリーンサイズ:13.3 x 5.6m/音響:5.1ch・HDCS)

 

 ちょっと足を運べば、

ユナイテッドシネマ橿原(奈良県)(収容:96人/スクリーンサイズ:11.1 x 5.8m/音響:5.1ch)

 にもあるらしい。

 

 まずは共通事項。大事なことなのに意外とどこにも記されていない。

 

1.ポップコーン、ドリンクの持ち込みは推奨できない。

 ほぼひっきりなしに椅子が動くため、悲しいことに飲み食いに手をのばす暇がないんですよ。ドリンクホルダーが両肘についてるけど、はっきりいって気休めだったりします。

 

2.手荷物を預けるロッカーあり。ただし100円返却式なので100円玉が最低一枚必要。

 ほぼひっきりなしに椅子が動くため、あとエフェクトで水が飛んでくるため、外に荷物を保管しておく必要があります。そのため4DX劇場のすぐそばにはロッカーが常備されている。

 ただし、全部で30~40口ちょっとぐらいしかない。4DXの座席は100前後。つまり「1口1グループでつかってね」ってことですね。みんなで仲良く仕分けしましょう。

 100円玉がないときは両替してはもらえますが、複数行脚して見るに劇場係員もそんなに100円玉じゃらじゃら常備してる感じではなさそうなので、可能な限り用意された方がいいです。あと、お金が一銭もないと預けられません。自己責任で、荷物汚れる破損するの覚悟で劇場持込みを余儀なくされます。

 基本手荷物を預ける用(大都市の300~400円サイズぐらい、あるいはもうちょっと小さめの大きさ)なのでキャリーバッグとかは入らないです。大荷物は素直に係員に相談してあずかってもらうなりしましょう。

 

 このくらい。

 

 さて、そんな折に、何館か行脚してみての雑感をつらつら書き連ねていこうと思います。ただ、管理人は大画面派の重低音派なので、そこはご容赦ください。(立川には当然行ってます。塚口はホームグラウンドです)

 

・アースシネマズ姫路

 ここでは『ジュラシック・ワールド』を見た。エフェクトの効果は結構いい感じ(ただ、バブルが出てたかは曖昧。雨や雪は作中に出てこないので確認できず)。音の良さに関しては四条畷より上かも。スクリーンサイズなんですが、これは普通のシネコンの150~200席級の劇場(高さ3~5m)を想定してもらうといいかも。音は結構高音やバスが幅広く効いてていい感じ。立地は姫路駅から歩いて5分と良物件。ただ、梅田からは遠い。

 

イオンシネマ四条畷

 ここでは『パシフィック・リム』を見た。なんとスクリーンが天地いっぱいにひろがってる仕様(画角はビスタサイズ基準)。イオンシネマ風に言うとULTIRAみたいな感じです。これは贅沢。ただ、それに比して若干音が小さい印象。普通のシネコンならアベレージと思いますがこのサイズで物足りないってのはIMAXに慣らされたんだろうなと。エフェクトの効果はおそらく姫路とどっこい。(匂いの部分はそこまでって感じで、椅子の動きもそこまで派手じゃない。でもたぶん名古屋で4DX初体験時の感覚が忘れられないやつなのかも)。難点をあげると、期待していた幼少時のマコが襲われるシーンで雪が降らず。ただ、遠い。京阪電車で行く場合、萱島で降りたら命取り。バスが全然ない。寝屋川市で降りるとショッピングモール行きのバス(片道220円)があるので、それに乗りましょう。

 

・109シネマズ大阪エキスポシティ

 ここでは『スター・ウォーズ』を見……る予定だった。でもチケットが全然取れない。『ガルパン』はなお取れない。未体験ゾーン。退いたら道はなくなるので、見たら書きます。立地は梅田からだと大阪市営地下鉄で新大阪方面へ乗って「千里中央」まで出る→大阪モノレールの「万博記念公園前」で降りて歩いてすぐ/もしくはJRで茨木まで行ってバスに乗り換えて。の物件。ただ52席しかないのがつらい。ただ4DXにあぶれたからと途方に暮れてはいけない。ここには本来のアス比で見られるレーザーIMAXがある。日本で唯一本物の『エピソード7』が見られる会場である。

 

シネプレックス枚方

 未体験ゾーン。見たら書きます。

(2016/02/23/12:31追記)『ガルパン』をここで見た。なんとロッカー不足(1人客多いタイプの作品だからね、仕方ないね)で係員が札式で手荷物をあずかってくれた。最前部が通路をへだたり1列あり、そこ――ちょうど名古屋は中川コロナワールドの4DXシアターで普通の座椅子が置かれている部分。映画館で言うとTOHOなんばの1番スクリーンの前2列目みたいな部分――までもが4DXの椅子になっていて、なんとここでは機械から出てくるバブルとフォグをダイレクトに身体でうけとめることとなる。ということで過激派の人にはここの最前、おすすめです。ただし、地下鉄/JR環状線京阪電車→バスの乗り継ぎで梅田から1時間はかかる。あとさりげに平日日中はバス(片道220円)の本数が少ないので注意。

 

他地域まで手を伸ばすほど余裕がないので、あとの4DX施設に関しましてはほかの皆様におまかせします。(ただし、行脚に際しては平和島には『進撃の巨人』と『ガーディアンズオブギャラクシー』を見に行った。ここでしかやってなかったし)