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Kokone-works

好き放題に、「お酒を飲んだ勢いで」。 サークル活動、はじめました。「ここだけネバーランド」というサークルの主催です。 

劇場版501(ビーバップみのる) ※R18

 久々の投稿ですが、このタイトル『501』は「第501統合戦闘航空団=通称:ストライクウィッチーズ」とは何の関係もありません。先方は502:ブレイブウィッチーズに世代交代しますから……(劇場版の再結成云々は回収されるのかって話はさておき)。

 

 ハマジム最新作AVの劇場編集版『劇場版501』を鑑賞しましたので、ひとまず覚書(filmarksにも登録されてないや…… 追記:登録されていたのを見落としてました)『テレクラキャノンボール2013』で一番身体張ってたであろうビーバップみのる氏が監督。

 

 まずはビーバップみのるの独白から始まる。何故、AVディレクターになったのか。「楽して金稼げるから」

 ある日、『テレクラキャノンボール2013』撮影後。AV女優・霜月るなちゃんが「有名になりたい」とハマジムの事務所にやってくる。みのるは「面白いAVが取りたい」と引き受ける。

 みのるは「有名になれる方法」と「面白い」を突き詰め、これまでの顔射歴代最多とされる500発という記録に目をつける。「記録は残念ながらいつか塗り替えられてしまうものである」が、そこにラスト1回豚の精子で顔射を、という『501』というビデオの撮影企画が浮上する。撮影期間は3日間。

 まずはるなにナンパをさせるが、誰にも相手にされず、開始からしばらくして挫折。取材・会議のため、みのるはるなとともに大阪帰りに同行する。

 「学校を中退してAV女優になった」。そう身の上を明かしたるなの自宅は、家賃月20万円の高級マンションだった。

 みのるはるなに「好きな映画は?」と聞く。「『プリティーウーマン』」

「俺は『ロッキー』が好きだ」

 『ロッキー』のDVDを見ながら「スタローンは仕事がなくてAV男優をやっていた、その中で一発念起してこの映画を作った」という、ロッキーにまつわる話を始める。

 あの『テレクラキャノンボール2013』のコピーのノリそのままに、「誰もやった事ないことじゃないと、有名にはなれない」とみのるは言う(台詞まちがってたらごめんなさい)。

 みのるとるなの間に見解の相違が深まっていった。そして、みのるはるなの自宅を去り(追い出され)、大阪の夜の街を一人歩くことに(ナンパは忘れない)。

 翌朝、女の子からtwitterのDMが届く。「一晩考えたけど、無理です」という内容だった。

 かくして『501』の企画は頓挫し、みのるはとぼとぼ東京に帰る。撮影期間の3日間は終わりを告げた。

 

 だが、みのるは撮影を続行した。

 

(ここから想像もつかない方向へ話が転がっていきます。気が向いたらあらすじの続きかきます)

 

感想

 『ロッキー』を作りたいと言ってた監督がたどり着いたのがパゾリーニ『豚小屋』のような(直喩)やばすぎる映画でいろいろ言葉を失った。食事で食べかけのカツ丼を映すシーンや彼女との口論シーンに代表されるように自分の駄目さを前面に出してしたり、過去を悔やんでみたり、脱サラしたデリヘルカップルの離婚とか結構おセンチな仕上がりになっている一方で、クロノスとカイロスの引用を行って作中に編集で反映させてみたり(特に最後のお婆さんの女優は白眉)、ものすごい勢いのある作品に仕上がっていておもしろいです。

 いつものハマジム作品同様、「ヌキ」につかえるものでは決してないし、みのるの勝利欲は女の子が(特にるなちゃんに感情移入してる人は男でも)見たら間違いなく激怒するものでしょう。でも僕は買います。この狂気……もとい心意気。僕は映画館出た後「こんな底辺で何してんだろうな」って考えてしまった。

 ちなみにこの『劇場版501』、公開初日から何度も何度もみのる監督自身が編集を重ねているらしく、僕が見たのは元町映画館の5/6上映ver.でした。ご本人にお会いしなくてよかったかも。たぶん「あの後彼女とどうなったんですか」って聞いてしまってたかもしれないから。