Kokone-works

好き放題に、「お酒を飲んだ勢いで」。 サークル活動、はじめました。「ここだけネバーランド」というサークルの主催です。 

ラブライブ!サンシャイン!! #8 『くやしくないの?』

夏コミの新刊を見知らぬ人に1部しか受け取ってもらえなかった人が通りますよ。

 

ライバル:Saint Snowをクローズアップしつつも「その道の最強」として描くのではなく、実力は上でもトップならざる者として描く。
「最高だと言われたいよ、真剣だよ」

梨子「この町(東京)、1300万も人が住んでいるのよ」
地元の優しさと都会の厳しさの対比(WUGもどシビアな形でやってたけど)

千歌「本戦に出場している人たちなんだから入賞できなくて当たり前」
曜「入賞すらしていなかった」
→「お客さんの投票で入賞グループ決めたでしょ」――さらに最下位かつ支持ゼロという追い打ち。

スクールアイドルは名前にマカロンを入れるのが好き?(名前にマカロンが入ってるグループが11位までに2つ)
入賞者リストの1位と2位を映さなかったのは伏線?

もうすこしで入賞だったSaint Snow「いいパフォーマンスだった。でもラブライブに出るのはあきらめたほうがいい」「馬鹿にしないで」
前々回のPV撮影からの、(東京からやってきた)梨子に視点を与えられて初めて郷里の魅力に気づく、てとこに出ていた兆候。

千歌「努力して頑張って呼ばれただけですごいこと、胸を張っていいと思う」曜「悔しくないの?」

ダイヤ「おかえりなさい、よく頑張ったわね」これまでとは一転、暖かい声で傷心のルビィを抱きしめる。本当に妹を愛してる。通過儀礼を受けた者への激励でもある。
ダイヤ「スクールアイドルの爆発的な人気の上昇により、レベルの向上を生んだ」
現実のあらゆる分野のあらゆる場所で起きていること(アイドルアニメも多例にもれず)。本家の忘れ物。

3年生の過去。フィルターのかかった画面。いまの千歌のような面持ちで出発したダイヤ。「なにも歌えなかった」

「いつかこうなる(自分たちの成果を根底から否定され挫折はおろかユニットが友情もろとも分解する)と思っていたから」

マリの抱擁をすげなく断る果南。果南「誰も傷つかずにすむのが一番」マリ「失ったかけがえのないあの時を取り戻したい」
3年生「過去にとらわれる」というテーマ。後輩に引導を渡すがことごとくぎこちなさすぎるというズレ。その原因。

曜が昔の泣いてる自分を千歌に引っ張られる写真を見つめている。
電車の「悔しくないの?」というのは本心に気が付いた上で、たぶん千歌の本音を引き出したかったというのが。

千歌「何か見えないかなって」「何も見えなかった。だから思った。続けなきゃって」
「このまま続けても0のままなのか1になるのか、わからない」

千歌「悔しいにきまってるじゃん!」
あくまでも千歌のモチベーションは「(スクールアイドルになって)輝きたい」であって、「廃校阻止」じゃない。
例えばマンガ書いても面白いことやっても誰にも振り向いてもらえない。悔しい。誰にでもあることですね。俺だってあまりにつらくなってブログの夏コミで新刊だすよーって記事消したもん。

花田脚本は良くも悪くもコミカル志向(だからシリアスやるたびに失敗する)なんですが『響け!ユーフォニアム』の久美子の心境の変化の過程を描いて大成功したのを機に、挫折を描くことが億劫でなくなった気がします。

「0を100にすることは無理、でも1にすることはできるかもしれない」
Aquorsのアイデンティティを本当の意味で確立させること。この物語のテーマが固まった。「じゃあもっと努力すればいいよね」だけでは絶対に解決できない難しいテーマだけどどう処理するのだろう。

雨が降って光が差し込む、インド映画ばりの天候を駆使したフォトジェニックなシーン。
雲間から差し込む日の光は、2話に続く「神様の象徴」ですね。いつも登場人物の思いを隠す象徴たる「暗闇」は天照が引きこもった穴の象徴ですね。